生地の染色堅牢度について

生地の染色堅牢度について

今回は、ばっくりとした摩擦堅牢度の等級の見当の付け方について書こうと思います。

詳しいことがよくわからない生地を使用する場合に、その生地の摩擦堅牢度がだいたい何級くらいなのか?という目安になれば幸いです。
洗濯堅牢度や汗堅牢度などは、よくわかりませんので自力で検索してみてください。

あくまでも目安なので、切実に堅牢度が心配な方は 迷わずカケンさんやボーケンさんなどの検査機関に検査を依頼されることを強くお勧めします。
なお、お試しの際は、自己責任でお願いいたします。

用意するもの

○約10cm四方にカットした白い生地(毛羽だたない素材が適しています。)数枚。
○水
○きれいなマジックインキ細書き用(ない場合は似た形状のもの)
○輪ゴム

準備

乾摩擦確認用→マジックインキ細書き用の底に白い生地をかぶせて輪ゴムで留めて固定する。
湿摩擦確認用→マジックインキ細書き用の底に、水に濡らして固く絞り伸ばした白い生地をかぶせて輪ゴムで留めて固定する。
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乾摩擦の確認方法

テストしたい生地を平らな場所に水平になるように置く。
マジックインキ細書き用にかぶせた白い生地を下に向けて、テストしたい生地の上で、
鉛筆で字を書く程度の強さで、10cmくらいの距離を、同じ方向・スピードで20回程度往復させてこする。

湿摩擦の確認方法

テストしたい生地を平らな場所に水平になるように置きます。
マジックインキ細書き用にかぶせた白い生地(水で濡らして固く絞ったもの)を下に向けて、テストしたい生地の上で、
鉛筆で字を書く程度の強さで、10cmくらいの距離を、同じ方向・スピードで20回程度往復させてこすります。
こする生地は、跡が付いても目立たない部分を選びましょう。

こすり終わったら、白い生地を取り外して広げてみます。

だいたいの目安

まったく生地に色落ちがない場合は、たぶん堅牢度5級。

よーく見るとなんとなく生地に色が付いている場合は、たぶん堅牢度4級~3級。
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普通に見て、うっすらと生地に色が付いている場合は、たぶん堅牢度3級~2級。
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普通に見て、しっかり生地に色が付いている場合は、たぶん堅牢度2級~1級。

絵の具のように生地に色が付いた場合は、たぶん堅牢度1級。

乾摩擦より湿摩擦のほうが、薄色より濃色のほうが、堅牢度が悪いことが多いです。

言い訳のようで恐縮ですが

TYFGで使用している生地は、ほとんど専門生地会社の定番生地を使用していて、生地ごとに製造元が染色堅牢度の検査を取っているため、製品についてはこのようなテストをする機会は殆んどありません。

ただ、サンプル試作の際に、使用したことのない生地にプリント加工をする場合などは、堅牢度がどの程度の等級になりそうか、見当をつけるために この方法で確認することがあるためご紹介してみました。

しつこいようですが、この方法はあくまでも目安程度しかわからないので、切実に堅牢度が心配な方は 迷わずカケンさんやボーケンさんなどの検査機関に検査を依頼されることを強くお勧めします。

お試しの際は、自己責任でお願いいたします。

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